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EC サイトで「メールが届かない」事例 5 選|中小事業者の典型パターンと対処

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目次

この記事でわかること

  • EC サイトで「メールが届かない」典型事例 5 選
  • 原因切り分けの手順
  • プラットフォーム別(Shopify / BASE / STORES / EC-CUBE / WooCommerce)の対処
  • 再発防止のチェックポイント

事例 5 選

EC サイトのメール不達 5 つの典型事例

事例 1: Shopify ストアで一部の Gmail に注文確認が届かない

症状: 全顧客の 5〜10% が「注文確認メールが届かない」と問い合わせ。Yahoo メール宛は届く。

原因: Sender Authentication(SPF / DKIM)が未設定で、Gmail の 送信者要件(2024/2 から)に違反。

対処: Shopify 管理画面 → Settings → Notifications で「Authenticate domain」を実施。詳しくは Shopify Japan ストアのメール認証 を参照。

事例 2: BASE で配送通知メールが迷惑メール扱いされる

症状: BASE のデフォルト送信元([email protected] 等)から届くが、迷惑メールフォルダに振り分けられる顧客が多い。

原因: BASE のドメイン認証に依存しているが、送信元アドレスが顧客にとって見覚えのない外部ドメインで、コンテンツフィルタにかかりやすい。

対処: BASE は独自ドメインからのメール送信に対応していないので、注文確認メールの本文に「店舗名・URL・連絡先」を明記してフィルタ対策。配送通知などの重要メールは管理画面でステータス確認できることを案内。

事例 3: STORES で会員登録メールが届かない

症状: 新規会員登録時のメール認証メールが届かず、会員登録が進まない顧客あり。

原因: 受信側の迷惑メールフィルタ + STORES の共有ドメイン送信。

対処: 顧客に「@stores.jp ドメインを許可リストに追加してください」を会員登録画面で案内。同時に、SMS 認証への切り替えオプションも検討。

事例 4: EC-CUBE 4.x でカートメールが届かない

症状: EC-CUBE の自動送信メールが社内テストでは届くが、本番運用で取引先 Gmail に届かない。

原因: EC-CUBE のサーバ(自社レンサバ)から直接送信していて、SPF / DKIM 未設定 + 共有レンサバの IP が低レピュテーション

対処(推奨): 外部 SaaS(SendGrid / Brevo / Mailgun 等)の SMTP リレーに切り替え:

  1. SaaS のアカウント取得
  2. EC-CUBE のメール設定(config/eccube/packages/mailer.yaml)で smtp:// を SaaS の SMTP に変更
  3. SaaS 側で SPF / DKIM 設定(Brevo のメール認証 / SendGrid のメール認証 参照)

事例 5: WordPress + WooCommerce で領収書 PDF メールが届かない

症状: WooCommerce の領収書 PDF 添付メールが届かない / spam 判定される。

原因:

  1. WordPress 標準の wp_mail() を使っており PHP の mail() 関数経由 → SPF/DKIM 未設定で送信
  2. PDF 添付サイズが大きく一部メールサーバが拒否

対処:

  1. WP Mail SMTP プラグインを導入 → 外部 SMTP(SendGrid / Brevo 等)経由に切替
  2. 添付 PDF サイズを 5 MB 以下に圧縮、または PDF をサーバ上に保管して URL で配布

原因切り分けの手順

不達原因の切り分けフロー

ステップ 1: テストメールを自分宛に送信

EC 管理画面のテスト送信機能で 自社の Gmail / Yahoo / Outlook 各アカウント宛 に送信。

ステップ 2: 受信側で Authentication-Results ヘッダ確認

Gmail で「メッセージのソースを表示」→ Authentication-Results 行を見る:

  • spf=pass dkim=pass dmarc=pass → 認証成功(不達は他要因)
  • spf=fail or dkim=fail → 認証問題、設定見直し
  • dmarc=fail → アラインメント問題

ステップ 3: ドメイン認証診断

無料ドメイン診断 で SPF / DKIM / DMARC の設定状況を客観評価。

ステップ 4: 受信側のレピュテーション確認

Google Postmaster Tools に自社ドメインを登録して、Gmail から見たレピュテーション(High / Medium / Low / Bad)を確認。

再発防止のチェックポイント

チェック項目 頻度
SPF / DKIM / DMARC の設定状況確認 月次
DMARC レポート(rua)の確認 週次
Postmaster Tools のレピュテーション確認 月次
バウンスメール率の確認 週次
配信停止リクエストへの対応 即時(0 件積み残し)

まずは現状を把握しましょう

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関連記事: Gmail にメールが届かない原因と対処法 / Shopify Japan ストアのメール認証 / Klaviyo のメール認証

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