Brevo(旧 Sendinblue)の SPF・DKIM・DMARC 設定手順|Web 担当者向け
目次
この記事でわかること
- Brevo(旧 Sendinblue)のメール送信フロー
- SPF / DKIM / DMARC を独自ドメインで通す手順
- Dedicated IP 利用時の追加設定
- Gmail / Yahoo の送信者要件への対応
Brevo の独自ドメイン認証フロー
Brevo(2023 年に Sendinblue から改名)はトランザクションメールとマーケメールの両方を扱う SaaS。独自ドメインからの送信に切り替えるには、Brevo 管理画面で 2 種類の DNS レコードを発行してもらい、御社の DNS に追加します。
設定 5 ステップ
ステップ 1: Brevo にドメインを登録
Settings → Senders, Domains & Dedicated IPs → Domains → Add a domain
example.co.jp を入力。Brevo が DKIM 用 TXT と Brevo verification 用 TXT の 2 つを発行します。
ステップ 2: DNS レコードを追加
| ホスト | タイプ | 値 |
|---|---|---|
mail._domainkey |
TXT | v=DKIM1; k=rsa; p=MIIBIjANBgkqhki... |
@(root) |
TXT | brevo-code:abc123def456(所有確認) |
ステップ 3: SPF レコードに include を追加
v=spf1 include:spf.brevo.com -all
既存の SPF があれば 1 行にマージ:
v=spf1 include:_spf.google.com include:spf.brevo.com -all
ステップ 4: Brevo で「Authenticate this domain」をクリック
DNS 反映に 5〜30 分。緑色の「Authenticated」になれば成功。
ステップ 5: DMARC p=none で観察
_dmarc.example.co.jp TXT "v=DMARC1; p=none; rua=mailto:[email protected]"
レポートで Brevo 経由の認証成功率を確認してから段階強化。
Dedicated IP 利用時の追加設定
Brevo の Dedicated IP(有料オプション、月額 $50〜)を契約する場合、IP のウォームアップが必須:
- 1 週目: 1 日 1,000 通以下から開始
- 2 週目: 1 日 5,000 通まで段階的に増加
- 3〜4 週目: 通常配信量へ移行
ウォームアップを飛ばすと Gmail / Yahoo の評判システムに警告 され、IP 全体の到達率が落ちる事故が起きます。Brevo の管理画面に「Warm-up Plan」機能があるので必ず使う。
Dedicated IP 利用時は SPF レコードに IP も追加:
v=spf1 ip4:1.2.3.4 include:spf.brevo.com -all
Gmail / Yahoo の送信者要件
1 日 5,000 通以上配信する場合は SPF + DKIM + DMARC + List-Unsubscribe(RFC 8058)が必須。Brevo は List-Unsubscribe ヘッダを自動付与するので、認証 4 点を揃えれば要件達成。
詳細は Gmail 送信者要件 と Yahoo 送信者要件 を参照。
よくある落とし穴
Brevo 旧名「Sendinblue」のドキュメント混在
2023 年改名後も Web 上には Sendinblue 時代のドキュメントが残っており、SPF include 値が古いものを参照する事故があります。最新は spf.brevo.com、古いものは spf.sendinblue.com。両方記載は不要、新しい方のみで OK。
Brevo の SMTP 利用時のホスト
Brevo SMTP 経由(smtp-relay.brevo.com)でアプリから直接送信する場合も同じ DKIM が機能します。アプリ側の SMTP 認証情報の漏洩には注意。
複数 SaaS 併用での SPF lookup 上限
Brevo + Google Workspace + Salesforce 等を併用すると SPF lookup 10 個上限に到達することがあります。詳しくは SPF レコードの 10 個上限の罠 を参照。
まずは現状を把握しましょう
Brevo 切り替え後は 無料ドメイン診断 で SPF / DKIM / DMARC の検証を実施してください。
設定支援が必要な場合は メール認証 初期診断+設定(8 万円〜)でご相談ください。
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