Shopify Japan ストアのメール認証(SPF・DKIM・DMARC)設定手順|独自ドメイン送信ガイド
目次
この記事でわかること
- Shopify のメール送信フロー(Sender authentication)
- 独自ドメインで SPF / DKIM を有効化する手順
- Shopify Email と外部 SaaS(Klaviyo / Brevo)の使い分け
- Gmail / Yahoo の送信者要件への対応
Shopify のメール送信フロー
Shopify は トランザクションメール(注文確認 / 配送通知 / アカウント作成) を Shopify 自身のメール基盤から送信します。送信元は初期状態で store-name@<store>.myshopify.com ですが、Sender Authentication を有効化すると独自ドメイン([email protected])から送信できます。
Sender Authentication の設定手順
ステップ 1: Shopify 管理画面で送信元を独自ドメインに
Settings → Notifications → Sender email で [email protected] に変更。Shopify が「Authenticate domain」リンクを表示するのでクリック。
ステップ 2: 表示される DNS レコードを追加
Shopify が以下を表示:
| ホスト | タイプ | 値 |
|---|---|---|
shopifyemail._domainkey |
CNAME | shopifyemail._domainkey.shopifyemail.com |
_dmarc(推奨) |
TXT | v=DMARC1; p=none; rua=... |
SPF レコード: v=spf1 include:shops.shopify.com -all を追加。既存があればマージ。
ステップ 3: DNS 反映後「Authenticate」ボタン
5〜30 分後に「Authenticated」になれば成功。Shopify 管理画面でステータス確認。
ステップ 4: テスト送信で動作確認
Shopify から自分宛にテスト注文確認メールを送信し、Gmail で「メッセージのソースを表示」→ Authentication-Results ヘッダの spf=pass dkim=pass dmarc=pass を確認。
Shopify Email + 外部 SaaS の使い分け
- Shopify Email(Shopify 内蔵): トランザクション + 簡易マーケ。Sender Authentication で独自ドメイン化可能
- Klaviyo / Mailchimp / Brevo(外部 SaaS): マーケメール特化、フローオートメーション・セグメント機能が強力
中小 EC ストアでは:
- トランザクションメール: Shopify Email(独自ドメイン化)
- マーケキャンペーン: 規模で判断
- 〜500 通/月: Shopify Email でも対応可
- 500 通/月超: Klaviyo / Brevo が機能・コスト面で有利
外部 SaaS を併用する場合は SPF レコードに include を追加:
v=spf1 include:shops.shopify.com include:_spf.klaviyomail.com -all
Gmail / Yahoo の送信者要件
EC ストアは マーケメール + トランザクションで月 5,000 通超えやすいので要件適用しやすい:
- SPF + DKIM + DMARC アラインメント必須
- ワンクリック配信停止(List-Unsubscribe)必須
- 苦情率 0.3% 以下
Shopify Email の Sender Authentication を有効化すれば自動的に上記を満たします。Klaviyo / Brevo 併用時は両方の認証が成立しているか要確認。
詳細は Gmail 送信者要件 と Yahoo 送信者要件 を参照。
よくある落とし穴
Sender email を変更したが Authenticate しない
Settings → Notifications で送信元アドレスを変更しても、「Authenticate domain」を実行しないと SPF/DKIM が紐付かないまま。送信元アドレス変更後は必ず Authenticate を実行。
DKIM が CNAME 方式の制約
shopifyemail._domainkey を CNAME で他社の DKIM 鍵に上書きできません。Shopify Email を切る場合は CNAME を削除してから外部 SaaS の DKIM CNAME を追加。
SPF lookup 上限
Shopify + Klaviyo + Google Workspace + Salesforce 等で簡単に SPF lookup 10 個に到達。詳しくは SPF レコードの 10 個上限の罠 を参照。
まずは現状を把握しましょう
Shopify 切り替え後は 無料ドメイン診断 で SPF / DKIM / DMARC の検証を実施してください。
設定支援が必要な場合は メール認証 初期診断+設定(8 万円〜)でご相談ください。
関連記事: Klaviyo のメール認証 / Brevo のメール認証 / Mailchimp のメール認証
SSL 証明書、Web セキュリティヘッダ、サブドメイン棚卸しの単発チェックも合わせて 無料ツール一覧 にまとめています。