メール認証バウンス配信性
メールのバウンス分類完全ガイド|ハードバウンス・ソフトバウンス・ブロックの違いと処理方針
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目次
この記事でわかること
- ハードバウンス / ソフトバウンス / ブロックの 3 分類
- 各分類でやるべき処理(即抑制 / 一時的に再送 / 原因対応)
- SMTP コードと拡張ステータスコード(RFC 3463)の読み解き方
- レピュテーションを守るための抑制リスト運用
バウンスとは
バウンスとは、送ったメールが配送できずに返ってくる現象です。原因によって扱いが大きく異なり、誤った扱いを続けると IP / ドメインのレピュテーションが落ち、本来届くべきメールまで届かなくなる負の連鎖に陥ります。
1. ハードバウンス(恒久的失敗)
- 代表 SMTP コード:
5xx系(550 5.1.1 User unknown等) - 意味: そのアドレスは存在しない、ドメイン自体が存在しない、受信拒否設定が恒久
- 処理方針: 即座に抑制リスト(suppression list)に追加し、二度と送らない
ハードバウンスを放置して送り続けると「リスト管理がずさんな送信者」と判定され、Gmail / Outlook のスパム判定が一気に厳しくなります。
2. ソフトバウンス(一時的失敗)
- 代表 SMTP コード:
4xx系(452 4.2.2 Mailbox full等) - 意味: メールボックス満杯、受信側サーバ一時停止、グレイリスティング
- 処理方針: 24〜72 時間後に再送試行。連続 3〜5 回連続でソフトバウンスが続いた場合はハードと同等に抑制
多くの送信プラットフォーム(SendGrid / Resend / SES)は自動で再送を試みます。設定でリトライ回数と間隔を確認しておきます。
3. ブロック(受信拒否)
- 代表 SMTP コード:
550 5.7.x系(550 5.7.1 Message rejected due to policy) - 意味: 認証失敗(SPF/DKIM/DMARC)、内容スパム判定、ブロックリスト掲載
- 処理方針: アドレスを抑制するのではなく、原因(認証設定 / 内容 / IP)を直す
ブロックを「届かないアドレス」として抑制してしまうと、後で原因解消しても二度と送れなくなります。ブロックは「アドレスの問題ではなくこちら側の問題」として扱う点が重要です。Gmail で 550 5.7.0 が出るケースの切り分けはGmail 550 5.7.0 エラーの対応を参照。
拡張ステータスコードの読み解き方
RFC 3463 で定義された 3 桁の拡張ステータスコード(x.y.z)は SMTP の 3 桁コードより詳細です。
- 1 桁目:
2= 成功 /4= 一時的失敗 /5= 恒久的失敗 - 2 桁目: 0=その他 / 1=アドレス / 2=メールボックス / 3=メールシステム / 4=ネットワーク / 5=プロトコル / 6=コンテンツ / 7=ポリシー / セキュリティ
- 3 桁目: より詳細な分類
例: 5.7.1 = 「恒久的 / ポリシー / 配信拒否」→ ブロック。4.2.2 = 「一時的 / メールボックス / 容量超過」→ ソフトバウンス。詳しくはSMTP リプライコード一覧を参照。
抑制リストの運用ポイント
- ハードバウンス: 即追加
- ソフトバウンス: 3〜5 回連続後に追加(プラットフォームの自動再送設定を確認)
- ブロック: 抑制せず、原因対応に振り分ける専用キューへ
- 抑制リストは送信プラットフォーム上で一元管理。複数ツール併用時は同期する仕組みを用意
まずは現状を把握しましょう
バウンス率が高い、Gmail で届かなくなった等の症状は、無料のドメイン診断でメール認証の状態を確認するところから始めましょう。判断に迷う場合はお問い合わせからご相談ください。
関連記事: SMTP リプライコード一覧 / Gmail 550 5.7.0 エラーの対応 / Gmail にメールが届かない原因と対処法